印刷博物館P&Pギャラリーで行われている”グラフィックトライアル 2023″に行ってきました！
グラフィックトライアルとは「印刷表現」と「グラフィックデザイン」の可能性を追求し、
新しい表現を獲得するための試みです(公式HP引用)
毎年クリエイターさん数名と凸版印刷が協力して新しい印刷表現を追求しており、
普段あまりお目にかかれない印刷表現がたくさん展示されています。

今回特に気になったのは島田真帆さんのこちらの作品です。

うつろいゆく季節の情景がとても美しく表現されていました。
そして特に目を引いたのがこの偏光パールインキが使用されている部分…！

見る角度によって表情が変わり、グラフィックがより魅力的なものに仕上がっていました！
作品には使用されていませんでしたが、黒の用紙に偏光パールインキが刷られているものもとても可愛らしかったです。

また、TELYUKAさんの作品「空蝉」の、とても薄い和紙に刷られた印刷も衝撃的でした…！

こんなにも薄い紙に印刷＆一版ごとに重ねる手法…こんな表現が可能なのか！と驚きました。
展示方法も天井から紙が吊られており、送風機で少し風に靡くような工夫がされていました。
手法・展示方法含め、細部まで儚さが表現された素敵な作品でした。

その他の作品もとても興味深い印刷技術がグラフィックと融合し、魅力的な展示となっていました。
7月9日まで開催されておりますので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
また、足を運べない方もバーチャルギャラリーという
Web上で展示の閲覧が行えるページもございますのでそちらもぜひ！
▶︎https://my.matterport.com/show/?m=e4pEkaCVwG7

「グラフィックトライアル 2023」　
HP : https://www.toppan.co.jp/biz/gainfo/graphictrial/2023/
会期 : 2023年4月22日〜7月9日
会場 : 印刷博物館P&Pギャラリー
開館時間 : 10時〜18時
休館日 : 毎週月曜日